イベント情報
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クメールの彫刻
【開催日時】
2017年5月9日(火) ~ 2018年5月6日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
現在のカンボジアにおいて、9世紀初頭から600年余り続いたアンコール王朝の時代には、クメール族による独特の美術様式が完成しました。中でも11世紀末から12世紀にかけて造られたアンコール・ワットがその最盛期です。この部屋では10~13世紀にアンコールの寺院を飾った仏教およびヒンドゥー教の彫像、浮彫の建築装飾をはじめとする石造彫刻を展示します。いずれも第2次世界大戦中におこなわれた、フランス極東学院との交換品です。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
朝鮮の陶磁
【開催日時】
2017年10月17日(火) ~ 2018年4月22日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
原三国時代から朝鮮時代までの陶磁史を概観します。 朝鮮半島では原三国時代に楽浪の影響を受けて製陶技術が発達し、三国時代には各地で覇を競う有力者の成長と相俟って、地域ごとに多様な形態の土器が作られるようになりました。やがて高麗時代には中国の影響のもとに青磁の生産が始まり、独自の様式が完成します。続く朝鮮時代になると粉青沙器や白磁など多様な陶磁器が焼かれるようになります。
今回の展示では、覗きケースにおいて三国時代の新羅を中心とする土偶や装飾土器や、朝鮮時代15~16世紀に焼かれた粉青沙器のうち、印花や象嵌文様が象徴的な作品を展示します。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
朝鮮の王たちの興亡
【開催日時】
2017年10月17日(火) ~ 2018年4月22日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
朝鮮半島の三国時代に、各地の有力者が覇を競った様を装身具・金属器などを通じて概観します。青銅器時代に各地に生まれた有力者たちは、北の高句麗、西南の百済、東南の新羅、南の加耶諸国(~562年)という勢力にまとまり、それらは金・銀・銅・鉄・ガラス・ヒスイなどの素材を駆使し、それぞれに地域性豊かな装身具、武器、馬具、土器、瓦などを生産しました。
今回は、身分制度の発達とともに多様に展開した帯金具や、有力者の古墳の副葬品に用いられた青銅容器類を展示します。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
朝鮮の磨製石器と金属器
【開催日時】
2017年10月17日(火) ~ 2018年4月22日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
朝鮮半島の青銅器時代・初期鉄器時代の作品を中心に、朝鮮半島の考古資料を展示します。石製や青銅製の武器、高度な鋳造技術によって作られた獣文飾板などにより、朝鮮半島に有力者が成長していく様をお示します。また、朝鮮半島北部に漢王朝が築いた楽浪郡における文字文化を示す硯や銘文磚・銘文瓦を展示します。なお、入口のケースには、当室の導入として金銅八角舎利塔を、中央のステージには、高麗時代の墓誌を展示します。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
中国の漆工
【開催日時】
2017年10月31日(火) ~ 2018年2月25日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
中国漆工は新石器時代にさかのぼる古い歴史をもち、その装飾技法として、塗り重ねた漆を彫刻する彫漆、貝殻を成形して器体に貼付する螺鈿、漆器に文様を彫って金箔を充填する鎗金、文様部に色漆を施して線彫りの輪郭をほどこす存星などがあります。その文様にも、山水・花鳥・楼閣人物といった絵画的文様や、唐草文が抽象的に発達した屈輪文のほか、黒漆や朱漆を塗るばかりで器形を美しく表現する無文漆器など多種多様なものがあります。今回は南宋時代の無文漆器、南宋時代から明時代までの彫漆の優品、清時代の漆器を紹介します。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
呉昌碩とその時代―苦鉄没後90年―
【開催日時】
2018年1月2日(火) ~ 2018年3月4日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
清時代の末期から中華民国の初期にかけて、書・画・印に妙腕をふるった呉昌碩(ごしょうせき、1844~1927)は、300年近く存続した清王朝の掉尾(ちょうび)を飾る文人として知られています。初名を俊(しゅん)、のちに俊卿(しゅんけい)といい、中華民国元年(1912)から昌碩と改めました。幼少から私塾に通い勉学を積みますが、太平天国の乱によって一家は離散、17歳から21歳まで凄惨な放浪生活を強いられました。乱の平定後は村人に学問を教えたり、地方の小職に就いたりしながら、書画篆刻にいそしみます。56歳のときに安東県(江蘇省)の知事となるも、腐敗した官界に耐えられず1ヶ月で辞職。その頃すでに盛名を馳せていた呉昌碩は書画篆刻で生計を立て、84歳で没するまで在野の職業文人として、旺盛な創作を展開しました。呉昌碩は終生、紀元前5世紀ごろの古代文字である石鼓文の臨書に励み、その風韻を書・画・印に結実させました。不器用なまでの重厚な運筆の中にも、キラリと光る輝きを秘めた作風は多くの人々を魅了し、日本にも熱烈な愛好者がいます。
呉昌碩の没後90年にあたる今年度、台東区立書道博物館との連携企画第15弾として、さらには朝倉彫塑館を加えた3館のスペシャル企画として、呉昌碩の作品を概観し、その業績を顕彰します。
【料金】
一般620円、大学生410円