イベント情報
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宮廷の美術―平安~室町
【開催日時】
2018年1月2日(火) ~ 2018年2月4日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回は、「鳥獣戯画」の断簡、国宝「元永本」を新春特別公開するとともに、天皇の書たる宸翰などをご紹介します。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
仏教の美術―平安~室町
【開催日時】
2018年1月2日(火) ~ 2018年2月4日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本的な仏教美術の美しさを極めた名品が数多く含まれます。絵画は鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。絵画は法隆寺宝物館での聖徳太子絵伝の展示に合わせた聖徳太子関連の作品などを、書跡は十六善神図像に関連して、平安~鎌倉時代の大般若経などを展示します。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
唐三彩
【開催日時】
2017年9月5日(火) ~ 2018年2月4日(日)
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
造形、装飾ともに卓越した技術を駆使して、長い時間をかけて発展をとげてきた中国陶磁。今回は、なかでも人物や動物を力強く生き生きと表わし、緑、黄、藍など低火度の鉛釉であざやかに色づけした「唐三彩」に注目します。
東京国立博物館の唐三彩コレクションは、代表的な横河民輔寄贈品、広田松繁(不孤斎、ふっこさい)寄贈品に加え、20世紀初頭に直接中国を訪れた日本人が購入した貴重な収集品からなり、歴史的にも意義深いものです。これらを最新の研究に基づいて、唐三彩の発生から時代を追って体系的にご紹介しながら、今日もなお私たちを惹きつけてやまない唐三彩の魅力をたっぷりとお楽しみいただきたいと思います。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
和歌山の埴輪―岩橋千塚と紀伊の古墳文化―
【開催日時】
2018年1月2日(火) ~ 2018年3月4日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
和歌山市の紀ノ川河口部には、国の特別史跡である岩橋千塚古墳群が立地します。この古墳群は3㎞四方におよび、4世紀から7世紀にかけて造られた総数約850 基の古墳が分布する、日本最大規模のものです。大日山35号墳は、岩橋千塚古墳群の西端にある大日山の山頂にある6世紀前半の古墳です。全長105mの、和歌山県下最大級の前方後円墳です。東西の造出からは埴輪群が良好な状態で発見されています。翼を広げた鳥形埴輪、ふたつの顔を持つ両面人物埴輪、矢を入れ腰につける胡籙の形をした埴輪など、他に例のない独特な形象埴輪が出土する一方、近畿地方の大王墓と共通する埴輪も発見されていることが特徴です。本特集は、平成29年度文化庁考古資料相互貸借事業によるもので、和歌山県立紀伊風土記の丘が所蔵する作品を中心に紹介します。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
企画展示 博物館に初もうで 犬と迎える新年
【開催日時】
2018年1月2日(火)~1月28日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
平成30年の干支は「戌(いぬ)」です。犬は古くから世界中で人間に飼われていた、最も身近な友達ともいえる動物で、様々な文化に影響を与えてきました。それは日本も例外ではなく、遅くとも縄文時代には犬は人間と共に生活する親しい存在でした。
この特集は、日本人に愛されてきたかわいらしい子犬や珍しい異国の犬の造形に注目する「いぬのかたち」と、常に人と共にあった犬の文化史的な意義を追う「いぬとくらす」という2つのテーマで人間と犬とのかかわりを紹介いたします。時に世俗から離れて暮らす理想の生活のなかに、時に都市の雑踏のなかに、あるいは美女に抱えられてあらわされた犬。日本人の愛した犬のイメージとバラエティーに富んだ素材や表現による作品を通じて、そこに込められた愛情深いまなざしと共に新年を迎えます。
【料金】
一般620円、大学生410円 -
やきもの、茶湯道具の伝来ものがたり ―付属品・次第とともに観る―
【開催日時】
2017年12月5日(火) ~ 2018年1月28日(日)
9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
東京国立博物館
【内容】
この特集は、陶磁器や茶湯道具に関する作品を中心に、日ごろ御覧いただく機会の少ない付属品を一緒に展示し、作品がどのように伝わってきたかを紹介します。
付属品には様々なものがあり、茶の湯の世界では次第(しだい)とも呼ばれます。たとえば共箱(ともばこ)は、作品の作り手が作品や作者の名前などを書いて、作品が作られたときから共に伝来したものです。一方、茶碗の大きさにあわせて作られた箱や袋、評価や来歴を記した書付、好みの裂でしつらえられた茶入の複数の仕覆(しふく)といったもののように、様々な所有者を経ていくうちに、加えられていったものなどもあります。また、それら付属品すべてを収める、作品本体に対してずいぶんと大きな箱が付随することもあります。このような付属品は、時を経て大切に保管されてきたことの証です。また、誂(あつら)えられた箱にみられる個性や、後世の箱書き、手書きの覚書などは、所有者独自の鑑賞眼と作品への愛着をうかがわせる、非常に興味深い資料でもあります。
展示では、「茶湯道具の次第」「コレクターの眼」「作り手の記録」という3つのテーマを設けました。作品の背景に広がる世界をぜひお楽しみください。
【料金】
一般620円、大学生410円