イベント情報 (一般イベント)
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名品ギャラリー 中国絵画 奇想の画家・蘇仁山
【開催日時】
2018年1月23日 (火)~ 2018年2月18日(土)
火〜木・日曜日 午前9時30分〜午後5時、金・土曜日 午前9時30〜午後8時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
京都国立博物館
【内容】
中国・清時代後期の広東を拠点にした画家・蘇仁山(そじんざん)(1814~50?)は、一風変わった画家として知られています。科挙に挑むものの失敗し、家族との確執を抱え、孤独を好みました。その画は力強い墨線で幻想的な独自の世界を作り出しています。画に添えた文章も難解で、ときに儒教批判を繰り広げました。生前はほとんど評価されませんでしたが、20世紀に入って広東に赴任した日本人外交官・須磨弥吉郎(すまやきちろう)(1892~1970)が積極的に収集をはじめてからは、奇想の画家として注目されるようになりました。この展示では、須磨弥吉郎のコレクションのなかから、蘇仁山の山水・人物・花鳥図をご紹介いたします。 -
名品ギャラリー 近世絵画 天球院の障壁画
【開催日時】
2018年1月23日(火) ~ 2018年2月18日(日)
火〜木・日曜日 午前9時30分〜午後5時、金・土曜日 午前9時30分〜午後8時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
京都国立博物館
【内容】
天球院は、初代姫路藩主だった池田輝政の妹・天球院殿が、寛永八年(1631)に妙心寺山内に建立した塔頭です。天球院方丈を飾る障壁画は、狩野山楽(1559~1635)とその娘婿・山雪(1590~1651)によって制作されました。
建物とともに失われることの多い近世の障壁画にあって、方丈全室にわたり、絵具の鮮やかさもそのままに、制作当初の美しさを保っているのはたいへん珍しいことです。しかも、これらの襖絵は、絵画史上における桃山時代から江戸時代へと移行する、その転換期に位置するきわめて重要な作品群なのです。 -
名品ギャラリー 中世絵画 着色花鳥図 ―美しき花、愛らしき鳥―
【開催日時】
2018年1月23日(火) ~ 2018年2月18日(日)火〜木・日曜日
午前9時30分〜午後5時、金・土曜日 午前9時30分〜午後8時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
京都国立博物館
【内容】
花鳥図には墨一色で描かれるものと濃彩や淡彩を施すものがありますが、こと華やかさという点ではやはり後者を挙げるべきでしょう。咲き乱れる色とりどりの花と、その周囲で戯れる鳥たちの姿を眺めていると、どこか心が癒される気がします。ここでは、室町時代に制作された着色花鳥図の名品を展示しました。その様子は、まるでお互いが「美」を競い合っているかのようです。 -
名品ギャラリー 仏画 涅槃図
【開催日時】
2018年1月23日(火) ~ 2018年2月18日(日)
火〜木・日曜日 午前9時30分〜午後5時、金・土曜日午前9時30分〜午後8時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
京都国立博物館
【内容】
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。 -
名品ギャラリー 肖像図巻
【開催日時】
2018年1月23日 (火)~ 2018年2月18日(日)火〜木・日曜日
午前9時30分〜午後5時 金・土曜日 午前9時30分〜午後8時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
京都国立博物館
【内容】
中国では、帝王や高僧の肖像を描き連ねた図巻は古くから存在しました。一方、日本においては鎌倉時代に肖像制作が活発化したことで、肖像画を連ねて巻物に仕立てる作品も多く作られ始めたと考えられます。巻物の形態で複数の人物を連ねることは、彼らが血統や法統の継承者であると証明する意味をもつこともあり、その作品は家や社寺の歴史を物語る宝物となりました。個々人の容姿だけでなく、図巻ならではの連なりの妙もお楽しみください。 -
名品ギャラリー 日本の彫刻
【開催日時】
2018年1月 2日 (火)~ 2018年3月18日(日) 火〜木・日曜日
午前9時30分〜午後5時(入館は閉館の30分前まで) 金・土曜日 午前9時30分〜午後8時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
【開催場所】
京都国立博物館
【内容】
平成知新館の開館以来、彫刻展示室の顔となっていました金剛寺の大日如来と不動明王でしたが、安置する堂が修理を終えたため、国宝展を最後にお寺にもどりました。それにかわる新たな顔として、安祥寺の五智如来を一堂に展示いたします。平安時代初期・9世紀に製作された、現存最古の五智如来です。5躯がそろって展示されるのは、修理後初めてになります。