%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%8B%E5%B7%A5%E8%97%9D_%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%97omote.jpg%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%82%8B%E5%B7%A5%E8%97%9D_%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%97ura.jpg

瀬戸内と山陰を工芸でつなぐプロジェクト「越える工藝」展

【開催日時】
2019年3月22日(木祝)~3月24日(日) 11:00~17:00 (最終日は16:00まで)

【開催場所】
楠戸家住宅 ArtTSpaceはしまや&ギャラリーはしまや

【内容】
中国山地の山並みは一見穏やかなようで、南北に位置する瀬戸内と山陰の気候や文化を隔てる険しい壁としてそびえ立ちます。からりと明るい瀬戸内と、気候が厳しい山陰では、人の気質や風景もがらりと異なります。一方で共通するのは海と山に囲まれた豊かな自然。森林資源、地下資源に恵まれた土地には古くからもの作りが根付き、かつては藩をまたぎ技術の交流も行われていました。
本展では、中国地方を拠点に制作をする磁器、陶器、木地、漆器の工藝作家四人の活動を紹介します。これらの工藝は、いわば自然を切り取り人が使う道具に仕立てる技術です。繊細な季節の変化を肌で感じ、土の、炎の、木の、漆の小さな声を聞きながら対話する。そうして出来上がる作品は、作家が身を置く土地の空気を自然とまとっているようです。
四人の作家はそれぞれ四十歳前後という年齢にさしかかり、今その手に握られているのは時代を越え受け継がれてきた伝統の技術です。師匠から教えを受け、十数年にわたる研鑽を経、想い描いたかたちを表現できる技を身につけてきました。一方で先人が積み上げてきいた伝統の中で、個として輝きを放つことは容易ではありません。
時代の変化も壁となります。かつては天然の素材を使うことは、人の営みと直結していました。森が手入れされなければ、木材や漆が入手しづらく、環境の問題にも目を向けざるを得ません。また、くらしの変遷が人とものとの関係性を変え、工藝をとりまく流通にも変化が生まれています。現実的な苦難と向き合い、作家としてのありかた、生き方を模索することも作品作りの一環といえます。
どの時代でも作り手は様々な壁を越えなければなりません。
もの作りの喜びと苦悩が同居する、若手工藝作家の創作の過程をご覧ください。
In SETOUCHI and SAN’IN, diverse cultures have been cultivated by historical exchange related to industry and trade. They both reflect the different natural features and richness of the cultural climate.  This exhibition focuses on the works of the four craftsmen based in SETOUCHI and SAN’IN. The exhibits are porcelain, pottery, woodcarving, and lacquer. Four craftsmen are about 40 years old, and they inherit traditional techniques from their masters. Please pay special attention to their creative works carrying on the Japanese tradition.

【料金】
無料

【主催者】
瀬戸内と山陰を工藝でつなぐプロジェクト実行委員会

【お問い合わせ先】
成清仁士(瀬戸内と山陰を工芸でつなぐプロジェクト実行委員会 代表)
0857-31-5999

【外国語対応】
英語

関連する場所: