県立文学館 企画展「津島佑子展 いのちの声をさかのぼる」

【開催日時】
2017/9/23(土)~2017/11/23(木)

【開催場所】
山梨県立文学館

【内容】
津島佑子(本名・里子)は、昭和22年(1947)に太宰治(本名・津島修治)と山梨県の都留高等女学校の教員だった美知子の次女として生まれ、平成28年(2016)2月、68歳で亡くなりました。女性の内面世界を掘り下げた初期の作品を経て、母・美知子の実家である石原家をモデルにした長編小説「火の山―山猿記」を発表、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞をにダブル受賞しました。「火の山=富士山」の麓の甲州を舞台に、一族の歴史をたどる壮大な物語で、後にNHK連続テレビ小説「純情きらり」(2006年)の原案となりました。その後は、少数民族や差別問題をモチーフにした骨太な長編小説を次々と発表、海外からも注目を集めました。本展は、現代文学の先端を走った津島佑子の歿後初の展覧会として、生涯と作品をたどり、文学の本質と広がりをとらえます。なお、館内施設は障害者、高齢者の利用に配慮したバリアフリー対応の環境を整えています。

【主催者】
山梨県

【Webサイト】
http://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/

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