県立美術館 特別展「狩野芳崖と四天王」

【開催日時】
2017/11/3(金)~2017/12/17(日)

【開催場所】
山梨県立美術館

【内容】
狩野芳崖の絶筆《悲母観音》は、近代日本画の原点と称えられ、また多くの後進たちが学んだ畢生の大作です。岡倉秋水、岡不崩、高屋肖哲、本多天城は、芳崖に師事した最後の弟子として《悲母観音》の制作を間近で見る機会を得た「芳崖四天王」と称されます。しかし、芳崖は東京美術学校(現、東京藝術大学)の開校直前に没し、彼らは忘れ去られた存在となってしまいました。本展覧会は、彼ら四天王に光を当てた初めての展覧会です。知られざる画業を新出作品や未紹介資料等を通じて多角的に辿るとともに、近代日本画を牽引した横山大観、菱田春草らの作品もあわせて展観します。時代の要請によって変容し消えゆく狩野派の残光と、近代化を克服してきら星のごとく絵画史に燦然と輝く大家たちの代表作を鑑賞するまたとない機会となるでしょう。なお、館内施設は障害者、高齢者の利用に配慮したバリアフリー対応の環境を整えています。

【主催者】
山梨県

【Webサイト】
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/

関連する場所: 山梨県立美術館 |