館蔵漆芸品展―伝統意匠の継承と近代の蒔絵―

【開催日時】
2018年2月27日~2018年4月13日
午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館:日曜日・祝日、3月12日(月)

【開催場所】
会場:京都工芸繊維大学美術工芸資料館(〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町)アクセス:○京都市営地下鉄「松ヶ崎」駅下車、1番出口から右(東)へ約400m、四つ目の信号を右(南)へ約180m進む。○京都バス「高野泉町」駅下車、馬橋を渡り左へ約200m進む。

【内容】
日本の漆器に見られる「蒔絵」は、日本独自に発達した加飾技法です。蒔絵は古くから武具や文具、生活調度などに施され、その意匠は草花から文学、有職故実といった日本の伝統美と密接に関係しています。特に京都においては公家や武家の好みと強く結びつきながら発展し、多くの高級漆器が制作されてきました。
しかし、明治時代になると、東京遷都や産業工芸の振興といった時代的な背景から、漆工芸を取り巻く環境は大きく変化します。東京遷都による影響や、国内でも各種博覧会が開催されるようになり現代の生活にあった漆器の制作が求められるようになりました。新たな意匠の改革が早急な課題として、業界を挙げて取り組まれるようになりました。
本展示では、当館が所蔵する江戸時代から近代の漆芸コレクションをご紹介します。江戸時代の優美な生活調度品から、伝統を継承しつつも創作的な意匠を纏った近代の漆芸作品を通して、蒔絵の世界をお楽しみいただければ幸いです。

【料金】
入館料:一般200円、大学生150円、高校生以下無料
(京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料で入場できます)

【主催者】
京都工芸繊維大学美術工芸資料館

【お問い合わせ】
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
075-724-7924

【Webサイト】
http://www.museum.kit.ac.jp/

【備考】
申込不要

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