鯖江メガネオリジナル包み
【開催日時】
2019-05-08
【開催場所】
鯖江市鯖江市西山町13−1
【内容】
(事業概要)
平安時代より続く、日本独自の贈答文化である「折形(註1)」は、和紙や水引を用いて贈答品を包む作法です。
本事業では、昨年開催された福井国体を契機に、鯖江市長命名「船都佰織」のアートギャラリー活動から、古の伝承にない折形として、荒木蓬莱堂様により、新たに考案された<メガネ包み>を、今回改めて製作し「メガネのまち」として知られる、鯖江市に贈呈することは、Beyond活動から生まれたアイデアを、レガシィとして表現する発展となりました。
・メガネ包み誕生にあたり、幕末の名君、鯖江藩主の間部詮勝公の足跡を称え、『間部松堂包』と名付けました。素材は和紙ではなく武将らしく「正平柄の鹿革印伝」と、鯖江市の地場産業である「石田縞織物」を合わせた物を用い、結びには勝色である「鉄紺」と、硬い鉄を現す「錆色」にて、吉祥結で仕上げました。なお「松堂」とは、詮勝の雅号になります。
●印傳 正平柄:獅子や牡丹、撫子や唐草などの模様の中に、「正平六年六月一日」の文字が見えるもので、縁起柄とし、甲冑などの武具に使用
●石田縞織物:丈夫で保温にも適している木綿を使い、色は草木染めで2種以上の木綿の色糸を縦(経)または横(緯)に入れたしま模様が特徴
●富久紗:正絹縮緬に藩主家だった『間部家の家紋』と、『鯖江藩の名前(ネーム)』を紋章上絵にて製作
●主管・日本文化プログラム事務局
●主催者・日本文化プログラム事務局長 神戸大学久保雄一郎
●協賛・臨済宗大本山 天龍寺山内 等観院
●折形技術アドバイス・荒木蓬莱堂
●折形製作・日本文化プログラム参加者メンバー
註1 折形とは
平安時代より存在し、和紙や水引・熨斗を使い、一定の形に折った紙の中に贈答品を納めます。足利家によって形式化され、昭和初期までは、女学校教育にも取り入れられ、教養の一つともされていました。元来、日本独自に伝承されてきた伝統文化であり、日本人の「おもてなし」の心を体現しています。しかし近年では折形は、日常生活から遠ざかっており、日本文化プログラム~Salon de Society~では、後世に日本の伝統文化である折形を、現代生活に取り入れて頂けるべく、活動しています。
【主催者】
日本文化プログラム~Salon de Society~
【お問い合わせ先】
日本文化プログラム~~Salon de Society
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【Webサイト】
https://japaneseculturalpr.wixsite.com/salon-de-society
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