マーグ画廊と20世紀の画家たち―美術雑誌『デリエール・ル・ミロワール』を中心に

【開催日時】
2018年2月24日(土)~2018年5月27日(日)
午前9時30分~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)
毎週金・土曜日:午前9時30分~午後8時
休館日:月曜日(ただし、3月26日(月)と4月30日(月)は開館)

【開催場所】
国立西洋美術館

【内容】
パリのマーグ画廊は、エメ・マーグとその妻マルグリットによって、第二次世界大戦終結直後の1945年に設立されました。20世紀を代表する芸術家たちと親交を結ぶとともに、若手の芸術家にも積極的に発表の機会を提供することで、マーグ画廊は戦後フランスにおいて同時代美術を牽引する有数の大画廊へと成長を遂げます。
もともとリトグラフの刷り師で、戦前には小さな版画工房を営んでいたエメ・マーグは、出版・印刷事業にも並々ならぬ情熱を注ぎ、1946年に美術雑誌『デリエール・ル・ミロワール』を創刊します。「鏡の裏」という意味を持つこの雑誌は、マーグ画廊で開催される展覧会に合わせて編集された展覧会カタログでもあり、1982年の終刊までに全253号が刊行されました。上質な版画による複製図版や、同時代の名だたる文筆家による詩や評論などが組み合わされ、また芸術家によって同誌のために新たに制作されたオリジナルのリトグラフが数多く収録されました。
本展では、『デリエール・ル・ミロワール』に登場するマーグ画廊とゆかりの深い画家たちの中から、ピエール・ボナール、アンリ・マティス、ジョルジュ・ブラック、マルク・シャガール、ジョアン・ミロ、ワシリー・カンディンスキーの6人を取り上げます。画廊主マーグとそれぞれの画家たちとの関係に光を当てながら、『デリエール・ル・ミロワール』に収録されたリトグラフを含む約50点の作品を通して、新しい芸術表現を目指した20世紀美術の世界をご紹介します。

【料金】
当日:一般500円(400円)、大学生250円(200円)
※本展は常設展の観覧券、または「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」の観覧券でご覧いただけます。
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下及び18歳未満、65歳以上は無料
(入館の際に学生証または年齢の確認できるものをご提示ください)
※心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)

【主催者】
国立西洋美術館

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